千声会(千代田区民の声を届ける会)発行の「ちよだかわら版」第3号に、「神田警察通りのイチョウ並木伐採」に関する住民訴訟について寄稿いたしました。
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以下寄稿文です。
神田警察通りに関する住民訴訟は、イチョウ並木を伐採する道路整備工事契約が虚偽説明に基づく議決によるもので違法無効だと主張する訴訟です。
議決の前提となった区の答弁では、「街路樹の伐採をしないと歩道拡幅ができない」「10年にわたって地域と協議を行い共通理解が図られている」とされていましたが、それらは事実と異なる説明でした。
これでは住民の代表である地方議会が正しい判断をすることはできません。虚偽説明は民主主義の根幹を揺るがす問題です。
しかもそれが、長年地元住民に大切にされてきた公共財であるイチョウ並木を無くしてしまうという判断の前提になっています。
地域での合意を得る丁寧なプロセスは特に重要であり、そのプロセスこそが民主主義です。